ビッグライト⁉
- 2023年12月16日
- 院長ブログ
みなさんはドラえもんの4次元ポケットから出てくる“ビッグライト”をご存じですか?
歯科でも実は存在しているんです👀✨
昨今の情報伝達技術が加速度的に進化する中で、スマートフォンの普及は私たちの生活を大きく変えました。今となっては、私自身スマートフォン無しでは生活できないくらいの必需品で、外出する時はスマートフォンさえあれば、困らない世の中になりました。ただ、スマートフォンを操作している時間が長くなり、最近目の疲労を自覚するように…。治療中も歯科用の拡大鏡(ルーペ)を使用しているので、なおさら目に疲労が蓄積されているのかもしれません。
今回はスマートフォンの話とは関係なく、歯科用拡大鏡(ルーペ)についてのちょっとした個人的な感想になります。
“最近、ルーペを使用するのは先生だけではなく、歯科衛生士も増えてきています。”
歯科領域の治療は、精密かつ繊細な操作が問われますので、ミリ単位やマイクロ単位の操作には、ルーペの使用が大いに役立ちます。狭く暗い口の中で、歯を削る操作って想像しただけでも難しいことがわかると思います。ルーペはそんな難しい環境から手助けをしてくれる神器みたいなものです。
私が使用しているルーペは2種類あります。
1台目がサージテル、2台目がユニバット、サージテルはアメリカ製、ユニバットはイタリア製でどちらも海外製になります。歯科のルーペに関しては、現在ほとんどが海外製のものになるのではないでしょうか。あと有名どころとなると、カールツァイスです。手術用顕微鏡なんかでは、採用している病院も多いと思います。
私自身はサージテルを3年ほど使用し、今年になりユニバットを購入しました。購入した理由としては、メインで使っているサージテルが壊れた時に、すぐに使用できるサブのルーペを用意しておきたかったためです。各ルーペの仕様はサージテルが6倍、ユニバットが4倍ですが、おそらく拡大率はほとんど同じくらいで、ユニバットがTTLになるので若干視野が広く感じます。
初めの頃は、ユニバットの使用に慣れるのに少し時間がかかりました。拡大率はほとんど同じなのですが、ユニバットは慣れるまで酔う感じがなかなか抜けなかったです。デザインのバリエーションは、イタリア製ともあってユニバットの方が豊富です。
個人的な実感としては、LEDライトが凄く重要な役割をしてくれました。ライトが入るか入らないで見え方が全然違います。それでなおかつ高倍率であれば、もの凄く見えます!う蝕治療の際には、最小限の切削で済みますので時間短縮に繋がりますし、難抜歯の際には、歯冠や歯根分割の時に重宝し、根尖が残存した場合でも比較的容易に取りやすいことが多いです。審美治療の際は、より繊細な操作を要求されることが多いので、ルーペの使用は個人的には必須だと思います。
ルーペの使用を考えている方のエントリーモデルとしては、サージテルでいう6~8倍くらいのルーペが良いような気がします。(私自身は6倍からのスタートでした。)
ご興味のある方は一度レンタルで試してみては如何でしょうか。