歯医者のハードル
- 2024年1月9日
- デンタルハイジニスト
新年あけましておめでとうございます🎍✨
船場池田歯科は2023年の9月9日に開院して4カ月が経ちました。
新年もよりたくさんの方との出会いを楽しみにしています!
ところでみなさんは新年を迎えると新しく何かを始めてみたり目標をかかげたりされませんか?
患者さんがよく言われる言葉があります。
「歯医者が怖くてなかなか行けていなかった。」
そう思われている方にとって“歯医者のハードル”はすごく高いものになっていることでしょう。
今年はそのハードルを越えることを目標の一つに加えてみませんか☝✨
私自身小学生の頃、甘いお菓子をだらだらと食べることが多くてよく虫歯ができて歯医者へ行っていました。
その時の覚えている歯医者のイメージは
● 歯医者は独特な匂いがある
● 待合室から聞こえる“ウィーン”という音がある
● 先生が優しかった
といったことで持っているイメージは事実のみでそこに
● 歯医者の独特な匂いが嫌
● 待合室から聞こえる“ウィーン”という音が怖い
というマイナスの感情は抱いていませんでした。
幼い頃に抱いたマイナスのイメージは大人になると食わず嫌いと同じように懸念されやすかったり、そのイメージを覆す体験がないと真逆にあるプラスのイメージに変わることは難しいのかなぁと思います。
そのイメージは初めて体験したときに抱いた感情によって決めつけられることが多く、
歯医者でみなさんが体験しやすい感情は“痛かった”ではないでしょうか。
● 口を引っ張られるのが痛かった
● 治療中の麻酔が効いていなくて痛かった
● 歯石とりが痛かった
痛みがあると分かっていて自らその行為を望むことはしないです。
予防接種だと注射の痛みがあってもその後の効果を期待するので行きますよね。
でも歯科に関しては痛いと分かっているので行かない。で完結されがちではないでしょうか。
痛みがある理由は2つに分けれれます。
①つは、医療者側の技術・知識不足によるもの
解剖学的に痛みを伴いやすい角度や部位を習得し、なるべく患者さんの負担が少ないように取り組んでいます。
それを習得できていないと患者さんの負担が大きくなったり不快感が増してしまいます。
②つは、組織に炎症がはじまっている状態
なるべく患者さんの負担が少ないように取り組んでいても、細菌によって組織に炎症が波及していては痛みを伴ってしまうケースがあります。ですがその痛みが大きい時は細菌の数も多いときなので積極的な治療をすることによるデメリットもあります。細菌数をなるべく減らしてから行うメリットと比較して治療の必要なタイミングかどうかを見極めています。
でもそれがどちらの理由で痛いのかは患者さんには判断できません。
そこで不可欠なのが医療者側の“説明”です。
なぜその行為に痛みが出てしまうのか。なぜ痛みが出るのに今する必要があるのか。
当院ではそれを十分に説明してご理解いただいてから処置を行っています。
これが欠けることによって患者さんの不安を煽り、疑心感を抱かせてしまう原因になると思います。
そして次に多いのは“された”
● 虫歯じゃないのに歯を削られた
● なにもしてもらっていないのにお金だけとられた
この“された”の出来事には“勝手に”という言葉が一緒に付くかと思います。
その勝手にと思われる原因には医療者側にも責任があり、医療従事者はインフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)をおこなう義務があります。
なので“勝手に”と思わせてしまっていることがまず問題です。
ここでも言えるのは、やはり“説明”の不足ではないでしょうか。
歯科は内科や皮膚科などと比較すると診療費用が高い印象があると思います。
歯科は治療をおこなうにあたって必要な資料があり、その資料をお取りする行為にも資格を有していないと法律上出来ないため点数という名の診療費用が発生します。
すべては歯医者がそれぞれで行っている訳ではなくて保険のルール制度に則って診療をおこなっています。
なので保険診療である限りはどの歯科へ行っても診療費用にわずかな差はあっても大きく異なることはありません。
処置をするに当たってそれが必要な行為であったとしても
患者さんにとっては知ったこっちゃないこともあります。
それがなぜ必要なのか。それ以外の選択肢はあるのか。
それを選択することへのメリットとデメリットはあるのか。
その“説明”を行い選択をするのは患者さんです。
その判断材料を準備するのはこちらの努力義務だと認識しています。
医療は提供するだけではなくて寄り添うことが重要である。
と当医院のスタッフは共通認識のもと診療に取り組んでいます。
歯医者が怖くて行けてなかったあなたの不安要素をぜひお聞かせください。
当医院では苦手な歯医者のイメージを変える取り組みとして
● 歯医者の独特な匂いを緩和させるために、デフューザーを置いています。
● 歯医者の怖い雰囲気を変えるために、観葉植物を置いて温かく柔らかい雰囲気をつくっています。
● 待合室に治療中の音が響かないように、リラックス効果の高い音楽を流しています。
ぜひ新年を迎えたこの機会に、あなたの歯医者のハードルを越えるお手伝いをさせてください♪
📢 次回のコラム予告 📢
“新患さんいらっしゃい!”
乞うご期待を!!
昨年末にスタッフで忘年会を兼ねて食事会をしました。
一緒に働くスタッフは家族よりも過ごす時間が長いです。
どこで働くかも目的によっては大事ですが、誰とどうやって働くかが大切であると思っています。
そんなスタッフと2023年の振り返りもしつつ楽しい時間を過ごせました🌷
そして、食べることは生きることに繋がっています。
一生涯美味しものをしっかりと噛んで味わうためにも歯科はこれからの人生にも不可欠な存在です!
2024年もみなさまのご来院を心待ちにしております✨
※挿入画像はすべて船場池田歯科のオリジナルですので無断転載はお控えください。