新患さんいらっしゃい!【後編】|船場池田歯科|堺筋本町の歯医者・歯科

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コラム

新患さんいらっしゃい!【後編】|船場池田歯科|堺筋本町の歯医者・歯科

新患さんいらっしゃい!【後編】

 

2024年も2カ月が経過して3カ月目を迎えました。

寒さのピークも越えてお出かけのしやすい季節がもうすぐです♪

3月は年度末で慌ただしかったり、新しい年度を迎える準備をしたり、

4月はじまりの学業や仕事にとっては来月からは年数が1つ増え成長を目前にした月です。

 

 

歯科医院でのお仕事は少人数でのチームワークになるため、大きく環境が変わることはほとんどなく、私達スタッフにとっての新しい出会いは患者さんです。新年度での新しい患者さんとの出会いを楽しみにしています。

 

さて、今回のコラムは前回に続いて後編です。

当院での検診を受けられる方の流れをお伝えいたします✨

 

当院では患者さんが自分自身のお口の状態を理解してもらうこと、

そしてセルフケアのレベルアップを目標として取り組んでいます。

1回目では1時間ほど頂いてこのような流れで診ていきます☟

 

 

まずはお口の中で気になっていることや困っていることについてお尋ねします。

そしてその部分を実際に確認していきます。

この時は主に主訴を感じている部分の視診や触診になります。

 

 

視診や触診だけでは裏付けがないので、正確な診断をするためにさらに検査をおこないます。

 

① パノラマレントゲン

視診や触診だけでは分からない硬組織(歯や顎の骨)部分においてはパノラマレントゲンを撮って診断を行います。

*放射線について*健康に明らかな影響が出る恐れが出る目安は100ミリ・シーベルトといわれています。パノラマレントゲンの放射線量は約0.04ミリ・シーベルトです。基本的には2年1度の撮影間隔を推奨しているため自然に受ける放射線量には歯科のレントゲン写真なら達しない計算になります。ご心配な方はご相談ください。

 

 

この1枚のパノラマレントゲンから数えきれないほどの情報を読み取ることができます。

・むし歯・歯周病の程度や今後のリスク

・咬合力

・これまでの歯科治療歴

・セルフケアの習慣

他にももっともっとあります。詳しくは別のコラムにてお話いたします✋

 

② 口腔内写真

そして今の軟組織(歯肉・粘膜)の状態は写真にて記録を残します。

 

 

この写真からも1時間はお話できるほどの情報がぎっしりと詰まっています。

・セルフケア状態

・生活習慣

・体癖

・口腔意識

他にももっともっとあります。

 

③ 歯周検査

パノラマレントゲンで歯を支えている骨の位置を確認しながら歯周検査をおこないます。

この歯周検査については以前のコラムで詳しくお話をしているのでそちらをご覧ください。

https://semba-idc.com/blog/gumshurt/

 

 

こうした3つの検査をもとにその患者さんにとって必要な情報をお伝えします。

“伝えた=伝わった”ではなく、“伝えた=理解してもらえた”となるように

アニメーションや模型を使用してご説明を行います。

 

 

むし歯や歯周病の治療において最も重要なことは再発しないように予防することです。

その予防には“なぜむし歯や歯周病を進行させてしまったのか”という原因を明らかにして、それを見直す必要があります。

普段のセルフケアでは

・なにを使用しているのか

・どうやって使っているのか

・どのくらいの時間をかけているのか

・いつしているのか

このこれらを見直して患者さんそれぞれに合ったセルフケアをお伝えします。

 

 

歯医者でしか取り除くことのできない歯石や頑固な着色は特別な機械を使用して取っていきます。

歯石や着色がついている範囲や量が多く、1回では取り除くことが困難な場合は数回に分けて取っていきます。

 

 

当院ではこうした流れを基本としておこなっています。

むし歯や歯周病の治療をおこなうだけが歯科の役割ではなく、むし歯や歯周病にならないように患者さん自身がお口の状態を把握して予防できるようになるお手伝いをさせてください🦷✨

 

 

そしてここが重要です。

歯石や細菌を取り除いてさようならではありません。

炎症や病状があった部分に対しておこなったセルフケアや治療が適切であったか、

それによって改善することができたかを確認することを歯科では“再評価”とよびます。

この再評価で改善傾向がみられこのセルフケア状態なら安心できる状態を維持できるだろうと見込まれた方こそがその先の“定期検診”へと移行できるのです🔥

 

 

ここで余談です。

以前に全然歯ブラシをしてこない20代後半の患者さんと出会いました。

でも3カ月に1回はきちんと歯科検診には来られています。

「きちんと検診に来られるモチベーションは素晴らしいことなのに、なんでなんやろう?」

そう不思議に思い、前のめりで普段のセルフケアについて聞いてみると

『毎日歯ブラシをする度に血が出るけどそれが普通だと思っていたし、3カ月に1回クリーニングしてもらっているから自分では諦めています。』

と驚きの返答で私の中の松岡修造スイッチに火がついた瞬間でした🔥

定期検診は3カ月に1回溜まりに溜まった汚れをごっそりと取り除くことが目的ではありません。

セルフケアではアプローチできない狭い部分に入り込んだ細菌を洗浄し、

セルフケアにて良好なお口の環境を保つことができているのかを評価することが目的です。

そして、むし歯や歯周病のリスクにいち早く気づき重症化しないうちにアプローチをかけられるようにお口の状態を細かく確認をしていきます。

 

歯科検診を受けられたことのない方、すでに検診は通っているけど自分のお口の状態をそんなに詳しく説明してもらったことがない方はぜひ当院へいらしてください♪

 

 

 

📢次回コラム予告📢

“セルフケアのプロ育成”です!

乞うご期待を!!!

 

※挿入画像はすべて船場池田歯科のオリジナルですので無断転載はお控えください。