20年後の君へ
- 2023年11月1日
- デンタルハイジニスト
今日から11月ですね🍂
1日になると今月も頑張るぞっと気合いを入れ直すそんな日ではないでしょうか♪
今回はDHコラム第3回のお届けです。
第2回での次回のコラム予告、気がつきましたか?
そうです。進撃の巨人です。
“2000年後の君へ”
1巻の1話目にそんな伏線があったとは‼️
となりましたよね。いや〜面白かった。
ここで私もみなさんにお届けします。
“20年後の君へ”
歯周病が進撃のタイミングを
見計らって今準備を始めていますよ?
患者さんに歯周病の診断をした時に
みなさんが口を揃えて言われます。
「もっと早くに歯医者へ行けばよかった。」
歯周病は生活習慣病です。
悲しいお知らせですが、歯周病は一度かかると完治のしない恐ろしい病気です。
そして次によく言われる言葉が
「若い時から歯を大切にすればよかった。」
今は昔より予防に目を向けられるようになった時代ですが、まだまだです。もっと早くに歯医者へ来てもらえていたら阻止できていたのにと思うことがよくあります。
でも歯周病が身近に感じられない中で、特段痛みもないのに歯医者へ行くきっかけにならないのは仕方がないのかなっとも思います。
ですが!
わたしは今このコラムを読んでいるあなたに
“20年後の君へ“っと伏線を張りました。
え?なんそれ?!と思いましたよね。
ここで朗報です。今から最速の伏線回収をします。
実は歯周病とはみなさんがかかる可能性がある病気です。
なぜその可能性があるのか。
それは皆さんがすでにその細菌を常在菌として持っているからです。
歯周病菌にはファミリーがいます。
そのボスがポルフィノモナス・ジンジバーリス。
(Porphyromonas gingivalis)
略してピージー(P.g)菌には無数の子分がいます。
最初から持っている細菌は子分の方です。
というのも、ピージー菌はファミリーを従えるボスなので最初からは登場しません。
ですが、ピージー菌の登場を果たした時にはすでに侵襲は始まってしまっています。
(歯周病の進行が始まっているということ)
まずは子分が激闘を繰り広げ、とどめをを刺すためにボスの登場です。そうです。いくつかの環境が整うことでボスの出番となる訳です。
その環境とは?
歯石や細菌が多く溜まった狭い場所(酸素の届かない場所)を好んでまず子分の細菌達は活発に動き始めます。
逆を言えば、
その狭い場所のコントロールができていれば
子分の細菌達が動き始める事もないのです。
そのコントロールとはいかに?
常在菌を無くすことは不可能です。
その常在菌とはこの先も付き合っていく必要があります。
住んでる常在菌の特徴と向き合い
戦いの火蓋が斬られる前に
阻止してあげることが重要となります⚔️
その戦いを阻止することを
ここでは予防と呼びます。
ですが、その予防は患者さんの力だけではとても困難です。特殊な機械を使わなければ狭い場所まで普段の歯ブラシでは届くことができないからです。
患者さんと、私たち衛生士(調査兵団)
の協力があって予防が成り立ちます。
(余計な補足)調査兵団…進撃の巨人で巨人の実態を調査する訓練を受けた兵団のこと。
そして、最初に言った恐ろしい言葉
“一度かかると完治のしない病気“
この言葉にはみなさん震えましたよね。
侵襲をくい止めることはできます。
ですがそれは容易ではないです。
なぜならこのピージー菌は我々の歯を支えている大事な大事な顎の骨を溶かします!
溶かされた骨に再生能力はないので元に戻せないという意味で治せないと表現をしました。
骨を造成させる方法はありますが
その方法にはいくつかの条件が必要となり
自費診療となります。
治せないとはいえ、
もう歯周病なってるからおしまいや!
ではありませんよ!
決して諦めてはいけません。
私は言いました。
侵襲をくい止めることはできます。
放っておくことはどんどん進行を促進しているに過ぎません。今ならまだ救える歯もあります。
歯周病治療での目標は“治す“ではなく、
病状を改善させて“維持“することです。
歯周病は静かに痛みもなく進行していく病気です。悪化すると痛みを伴いますが、その時には手遅れのケースが多いです。どんどん進行するとやがて歯を支える顎の骨が溶かされて無くなる事で抜け落ちてしまいます。
健康な歯で美味しくご飯を食べれていることが当たり前でなくなる未来があるなんて信じがたいですよね。あの時歯医者に行っておくべきだったと後悔しないためにも歯医者の受診そして予防が大切です。
当院の衛生士はみんな歯周病の治療に必要な知識・技術の習得のためにセミナーや学会に参加して日々研鑽しております。
ぜひこのコラムをきっかけに最近歯医者へ行かれていない方
当院の魅力に気になった方はぜひ一度受診してください♪
そして、その歯周病の診断をするためには歯ぐきの検査が必須です。
📢 次回のコラム予告 📢
“歯ぐきの検査痛すぎるやろ!”
です!乞うご期待を!!!!
テペの歯ブラシをご存知ですか?
内覧会に来てくださった方にテぺの歯ブラシと
このポストカードをお渡ししました。
歯ブラシの種類はたくさんあります。ですがそれぞれに個性があるので
このテぺの魅力が伝わるように当院でオリジナル制作をしました🎶
先日テぺを初めて使われた方が
「とっても磨きやすくて磨き心地も良かった!」
と言ってストックを含めて6本も購入してくださってとっても嬉しかったなぁ🥰
※挿入画像はすべて船場池田歯科のオリジナルですので無断転載はお控えください。